眠狂四郎無頼控 魔性の肌 (1967)

柴田錬三郎の原作を、高岩肇が脚色し、池広一夫が監督した“眠狂四郎”シリーズ第九作目。撮影は竹村康和。

監督:池広一夫
出演:市川雷蔵、鰐淵晴子、久保菜穂子、長谷川待子、渚まゆみ、成田三樹夫、金子信雄、

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眠狂四郎無頼控 魔性の肌 (1967)のストーリー

混血の宿命を呪う狂四郎(市川雷蔵)は暫くの間、矢場の女おえん(久保菜穂子)と暮していたが、ある日、闕所物奉行、朝比名修理亮(金子信雄)のたっての願いで、その娘ちさ(鰐淵晴子)の貞操を代償に、将軍からある公卿に贈る黄金のマリア像を京都まで護送する仕事を引き受けた。その黄金像は、かつてポルトガルから天草四郎に贈られたもので、島原の乱の残党黒指党が狙っているということだった。その夜、狂四郎は早速黒指党に襲われ、混血の首領右近(成田三樹夫)の手を危うく逃がれた。翌日、修理亮の妻、園枝(木村俊恵)が自害し、自分あての遺書でそのわけを知った狂四郎は、それを一人胸に収め、ちさと共に京都に向った。途中、黒指党がスキを見ては襲ってきたが、狂四郎の無想正宗に倒されていった。だが、狂四郎を狙うのは侍ばかりではなく、哀れみを誘って近づく武家女、岩風呂で狂四郎に色仕掛けで迫る野性の女、いずれも黒指党の息のかかった者だった。その度に虎口を脱して京都に着いた狂四郎をおえんが待っていた。後を追ってきたのだ。しかし、狂四郎はおえんもまた、黒指党の者だと知った。狂四郎に惚れているおえんは手を下すことができず、そのため右近の悽惨なリンチにあって死んだ。一方、右近と修理亮が狂四郎とちさを待ち受けていた。修理亮は突然ちさを斬り、黄金像を奪った。唖然とした狂四郎はこの修理亮が本物の双児の弟である偽物と知っていたが、偽物の実の娘がちさだったのだ。修理亮と入れ代った弟に犯され自害した園枝は、娘時代にもこの弟に犯され修理亮の承諾を得てちさを生んだのだった。狂四郎は茫然としているこの男を斬った。そして、右近も決闘のすえ、円月殺法に敗れ去った。しかし、狂四郎は、ちさも右近も、それぞれ自分と同じような宿命をもって死んでいったことを、暗たんたる気持ちで思うのだった。

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