濡れ髪牡丹 (1961)

「花くらべ狸道中」のコンビ、八尋不二が脚本を、田中徳三が監督を担当した市川雷蔵の“濡れ髪”もの第五作。撮影は相坂操一。

監督: 田中徳三
出演:市川雷蔵、京マチ子、小林勝彦、小桜純子、井上明子、山本弘子、大辻伺郎、千葉敏郎

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濡れ髪牡丹 (1961)のストーリー

清見潟の女親分おもん(京マチ子)は三千人の子分を持ち、おまけに名代の美人である。おもんには岩吉という生意気盛りの弟があり、弟だけはかたぎにさせようと思っている。岩吉は恋人のおたきにはやがて自分が跡目を継いで大親分になるのだと大いにいばりちらしていた。最近になって彼女が、自分のメガネに叶った男があれば婿にしてそっくり縄張りを譲り渡そうといい出したため、色と欲とのふた道かけた志願者が一気に殺到したが、厳重な跡目試験にみんなが落第、いずれも褌一つのぶざまな姿で約束の鞭の罰をうけて放り出されてしまう始末だ。そんなところへ瓢然と現われた口も八丁手も八丁という八八の瓢太郎(市川雷蔵)。岩吉や、力自慢の弁慶辰五郎のテストも難なく通り抜け剣道指南清水一滴斎も負かして、最後は親分おもんと手合せすることになったが、さすがの柳生神陰流も彼女のお色気の前には歯が立たず負けてしまった。例によって鞭でうたれるが甲賀流忍術で一向に痛くないとうそぶく瓢太郎は、甲州流の早駆けでどこかへ消えてしまった。しかし、おもんはすっかり瓢太郎に魅せられてしまい子分のにょろ松に彼の後を追わした。瓢太郎に追いついたにょろ松は、岩吉ぼんの言いつけで、一年たったら清見潟に二人で帰ろうと瓢太郎につきまとった。それから一年--岩吉がおたきと二人で瓢太郎たちの帰りを待ちわびている時、清見潟一家が招いた歌舞伎の一座にまぎれ込んで二人が帰ってきた。二人の再試合は、双肌ぬいだおもんの色気に瓢太郎はまたも不覚をとり、鞭の刑を受ける時には忍術をかけるのを忘れて、こんどは足腰の立たないほど打ちのめされてしまった。そんな時、極悪非道をきわめる浪人組流れ三つ星が清見潟に流れてきた。女親分に言い寄ってはねつけられた孔明の伊三郎は、流れ三つ星と手をにぎり、おもんが入浴中のところを襲った。さすがの女親分も裸では歯がたたずまさに窮地に立たされてしまった。そこへふらりと現われた瓢太郎、武芸百般の奥義を片っ端から出して浪人組をやっつけてしまった。おもんは、人目もははからず瓢太郎に抱きついていった。

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